子どものやる気を奪ってしまう禁断の言葉
子どものやる気を奪ってしまう禁断の言葉
多くの親は、我が子が勉強できるようになってほしいと考え、勉強を促すための言葉をかけていることでしょう。しかしその言葉の中には、子どものやる気を奪ってしまう「禁断の言葉」があります。
●「勉強しなさい」
「勉強しなさい」と命令口調で勉強を促すのは難しく、逆に子どもをイライラさせたりやる気を削いだりすることが考えられます。「~しなさい」と命令口調で言われるのは気分の良いものではなく、実際行動に移す子もあまりいません。特に思春期の中学生や高校生は反発を強めてしまいますし、勉強することに対して嫌悪感を抱く恐れがあります。勉強しないといけないことは当の本人が良く分かっていますので、「勉強しなさい」という発言は避けるようにしましょう。
●「○○や△△はできているのに…」
子どもの負けず嫌いな気持ちを刺激して育てたいという考えも分かりますが、兄弟や友達と比較するような言葉は良くありません。兄弟にも学校の友達にもそれぞれ個性があります。その中でわざわざ他と比較をしてしまうと、傷ついたり劣等感を抱いたりする可能性があります。また、子どもによっては勉強に対する自信の喪失にも繋がりかねません。そうならないためにも、他と比較する発言、さらには劣っているというような発言は避けることが大切です。
●「頑張れ」
多くの親が子どものやる気を促すために「頑張れ」という言葉をかけたことがあるでしょう。勉強でも習い事でも、親は子に対して頑張って欲しいと思うものです。しかし、この発言には「今のままではダメだからもっとやらなければならない」というニュアンスを含んでおり、子どもが頑張った結果を評価していません。子どもによっては何を頑張れば良いのか、理解に苦しむことも考えられます。何を求められているかが理解できないと、やる気を起こすのも難しいものです。そのため、子どもの勉強を応援する際は、「よく頑張ったね」と認めるような言葉、「頑張ろう」と寄り添うような言葉をかけるようにしましょう。
親の言葉は子どもに大きく影響を与えますので、やる気を奪わないことを考えた発言を心がけることが大切です。
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