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台風は発達するとなぜ動きが遅くなるの?
加藤学習塾ブログ
2024/08/30
みなさん、こんにちは。
今日は台風が近づいており、風雨が強いですね。
安全と思っても、地盤がゆるんでいたり、土砂災害の危険性があるので、不要な外出を避けたいですね。
さて、なぜ、台風は発達すると動きが遅くなるのでしょうか?
台風が発達すると動きが遅くなる理由は、主に以下の要因によるものです。
1.台風の中心の低気圧の強化:台風が発達するにつれて、中心部の気圧が低くなり、周囲の風が台風の中心に向かって強く吹き込むようになります。
この結果、台風の周りに形成される風の場が複雑化し、台風自体の進行速度が減少することがあります。
3. 環境風の弱まり:
4.台風のサイズの拡大:
2. 大気の流れとの相互作用:
台風は大気の流れによって移動しますが、強力な台風になると、自身が周囲の大気に影響を与え、台風の目の中心に向かって強く吹き込むようになり、進行方向にある大気の流れを乱すことがあります。これにより、台風の動きが鈍化する場合があります。
3. 環境風の弱まり:
台風が強くなると、周囲の風(環境風)よりも台風自身の風が支配的になります。環境風が弱い場合、台風を運ぶ力が不足し、結果として台風の動きが遅くなることがあります。特に、北緯35度~40度では偏西風帯であり、もちろん偏西風の影響を受けて台風の進路は北西寄りから北東方向に変わっていくが、偏西風よりも台風自身が起こす風の方が影響が大きいのでなかなか速度が上がらない。
4.台風のサイズの拡大:
台風が発達する際に、その規模が大きくなることがあります。大きな台風は慣性が大きくなるため、動き出すのに時間がかかることがあり、その結果、進行速度が遅くなることがあります。
これらの要因が複合的に影響して、発達した台風は動きが遅くなることがあるのです。
大気の動きは不思議ですね。
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