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現地調査(フィールドワーク)の重要性~構造主義とは~
加藤学習塾ブログ
2022/10/10
みなさん、こんにちは。
今日は勉強する上で大事な心構えについて考えてみましょう。
今の時代、学ぶべきコトは、教科書に書かれていたり、図書館とかで文献で調べることが出来たり、何でもネットで検索すれば、すぐに情報が手に入りますね。
しかし、それらで本当に真の理解が得られるでしょうか?
体験してみないと分からないことが多いと思います。
社会学・地理学の中に「構造主義」という考え方が生まれました。
「構造主義」とは、1960年代のフランスの社会学・地理学から考えられるようになり、中心人物はレヴィ=ストロースやフーコーらがいます。考え方として「あらゆる現象には、重層的な構造が存在し、その潜在的な構造を理解して初めて現象の真の理解が得られる」というものです。研究方法は、現地調査(フィールドワーク)による聞き取りがほとんどです。
例えば、レヴィ=ストロースの研究の中に、モースという社会学者の「贈与論」を引用しながら、東南アジアや南米アマゾンの先住民は、物々交換を通して、社会的連帯感を築いているという形で、フィールドワークを通して明らかにした社会的構造を文献に記しています。
日本でも過疎地域における社会的問題は、文献での調査や役所への聞き取りも大事ですが、現地に住む当事者に聞いた方が、より深層的な問題が発見されたりします。
学校で学んだことがすべてとは思わずに、いろいろな体験をして、この構造主義という考えを意識しながら、もっと根深いところまで追究できるようになったらと思います。
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