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オーストラリアの人口構成
加藤学習塾ブログ
2023/05/10
みなさん、こんにちは。
オーストラリアといえば、エアーズロック(ウルル)やカンガルー・コアラですね。
自然豊かなイメージですが、オーストラリアは実は約6割が砂漠・荒れ地です。人口が集中している地域は東海岸ぐらいです。
その証拠に、人口密度が約3人/㎢という数値があります。
オーストラリアに住んでいる人はどういった人たちでしょうか?
①近代まで:先住民アボリジニがおり、自然崇拝のもと、独自の文化で暮らしていました
②19世紀:イギリスの植民地化により、イギリス人の入植が進みました
③20世紀前半:鉄や石炭・金鉱などの発見によりゴールドラッシュでイギリス系の入植が進みました
④1900~1970頃:天然資源の利益を守るために白豪主義により、ヨーロッパ系以外の移民を制限しました。そのため、依然、ヨーロッパ系の割合が高い人口構成です。
⑤1980代ごろ:白豪主義の撤廃と多文化社会への移行により、アジア系の移民が増えてきました。また、出稼ぎなどで他のオセアニア系も増えています。
⑥2000以降:ヨーロッパ系が約3割まで落ち込み、逆にアジア系が約3割、アフリカ系が約1割、オセアニア系も約1割といろいろな人口構成になっています。アジア系で多いのが日本人・中国人です。オセアニア系の移民が増えているのも、出稼ぎや留学、海面上昇による村の水没の危機での移住などが増えています。外資系企業の参入・留学で人気になりつつあります。
特に、日本との関係は良好であり、石炭・鉄鉱石・金鉱・天然ガスなどの天然資源の採掘に日本系企業が関与しており、また、日本の石炭・天然ガス・鉄鉱石の輸入先の上位にオーストラリアが入ります。
移民を積極的に受け入れることで、いろいろな文化・価値観が入り、社会として成熟してきているのですね。
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