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英語構文から学ぼう~家族関係について~
加藤学習塾ブログ
2022/12/07
みなさん、こんにちは。
今日は次の英文を見ていきましょう。
"His talents went into his hobbies, which were book-collecting and gardening; for his career he had accepted a routine occupation and was quite content to be a bank manager in that town. His wife bacame irritated at his lack of enterprise, and was a little jealous and impatient of his hobbies, which enclosed him in himself, as hobbies do, and, so she thought, got him nowhere."
(彼の才能は自分の趣味に注力されたが、その趣味は書物収集と庭いじりだった。職業としては、彼は規則正しい安定した職業を受け入れて(毎日淡々と過ごし)、その町で銀行の支配人をしていることにとても満足していた。彼の妻は、彼の不甲斐なさにいらいらして、彼の趣味に少しばかりねたみを感じて我慢できなくなっていた。なぜなら、趣味というものはそうなるものなので仕方ないが、その趣味によって彼は自分自身の中に閉じこもり、趣味によって彼はどうしようもない状態でいると彼女は思ったからである。)
英文を見ていきますと、2個出てくる関係代名詞whichは非制限用法のwhichです。
以下の英文で2つの関係詞の用法を見比べましょう。
①"I have two sons who live in Tokyo, and a son who lives in Osaka."
(東京に住んでいる息子が2人いて、大阪に住んでいる息子が1人いる)
②"I have two sons, who live in Tokyo."
(私には2人息子がいて、その息子たちは東京に住んでいる)
①の制限用法は「~な(名詞)」と訳しますね。①の英文のように「東京に住んでいる息子」・「大阪に住んでいる息子」のようにいろいろな息子が存在する・もしくはイメージできるときに、コンマなしの関係詞で修飾します。
逆に②の非制限用法は、例文のように「東京に住んでいる息子」しかいない、つまり、1パターンしか存在しない・イメージできないときにコンマありの関係詞で修飾します。このときは、「~(名詞)で、そして(なぜなら・しかし)、その(名詞)は~する」と訳します。
夫が家族のことになかなか関与しないという家庭は日本でも多いと思います。
そういう夫に嫌気がさして離婚というケースも最近増えてきていますね。
しかし、近年、新たな家族関係も増えてきたと思います。
お互いのプライベートな時間に関与しない、その代わり、家事を分担するという関係や、あるいは、趣味が一致するからという理由で休日だけ一緒に過ごすという関係など、家族は多様に変化していると思います。
大事な事は、お互いのことをしっかりと話し合って、どういう関係を築きたいのかだと思います。お互いのことを尊重できれば、いろいろな人間関係があってもいいかなと思います。
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