ブログ
スリランカ~多民族国家~
加藤学習塾ブログ
2022/11/07
みなさん、こんにちは。
今日はスリランカについて紹介します。
今年、スリランカという国の名前をニュースでたびたび聞いたと思います。
コロナ禍の影響をもろに受けて、主要産業である観光業の停滞、さらには貿易赤字・財政赤字・外貨流出・物価高を防ぐための経済政策が失敗に終わり、経済失速が著しくデフォルト(債務不履行)の宣言をして、IMF(国際通貨基金)のプログラムの管理下にありますね。
そんなスリランカですが、多民族国家であり、たびたびの内紛がありました。
国民の約7割がシンハラ人であり上座仏教徒です。そして、約2割がタミル人でヒンドゥー教徒です。さらに1割ほどイスラーム系のムーア人もいます。
多数派であるシンハラ人がたびたび他の民族に対して、差別・迫害を行い、ついに1983年から2009年にかけてスリランカ内戦が起きます。
その影響で、首都機能を第1の都市であるコロンボからスリジャヤワルダナプラコッテに移したり、大統領暗殺など、悲惨なことがおきました。
内戦終了後も、権力の集約化など内政不安や、観光業以外の基幹産業が成長していないなど経済不安が続き、そして、今回のコロナ禍でデフォルト宣言という情勢不安が続いています。
民族・言語・宗教が全て異なる民族が入り乱れており、果たして、平和な社会が訪れるでしょうか?
国際機関や他国の介入・援助がどのように進むのか注目です。
RECOMMEND
あなたへのおすすめ
RECOMMEND
閲覧数ランキング