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アメリカの外国系人口分布~人口のサラダボウル~
加藤学習塾ブログ
2022/11/13
みなさん、こんにちは。
今日はアメリカについて紹介します。
アメリカは、「アメリカン・ドリームの国」といわれ、様々な人種が入り乱れて、様々な成功者がいます。
その多文化社会の様子から、よく「人口のるつぼ」や「人口のサラダボウル」という形容がなされています。
まず、南部にはアフリカ系が多いです。かつての三角貿易で奴隷として連れてこられた人々の子孫がほとんどですが、19世紀の南北戦争という大きい戦いやキング牧師の運動をへて、アメリカ人としての地位を築いており、今や様々な分野で活躍しています。
西海岸や南部には南米からのヒスパニックが多いです。南米からの違法入国者やスペイン語圏で言語の壁があり、アメリカの社会問題となっています。
中には故郷よりも安定した生活が送れている者も多く、アメリカン・ドリームを目指してという形が多いです。
西海岸やハワイ・ニューヨークにはアジア系が多いです。
2度の世界大戦のときに戦禍を離れて移住してきた人の子孫や、一攫千金を狙って移住してきた人が多いです。
最近はアジア系に対する「ヘイトクライム」という人種差別が後を絶たず、アメリカの社会問題になっていますが、優秀な人材が多く、誠実なため、研究職や大企業で重宝されている人たちも多いです。
韓国系のコリアタウンや中国系のチャイナタウン、日本系のジャパニーズタウンなど、移住者で築き上げた文化圏もあり、社会のランドスケープ(景観)になっているところもあります。
他にも、ヨーロッパの大飢饉や世界大戦のときに移住してきたドイツ系・ポーランド系・アイルランド系・イタリア系・ユダヤ人・インド系など多種多様な人種が混在しており、様々な人たちが活躍しています。
そして、いろいろな文化が持ち込まれて、その社会の新たな文化を築き上げており、共生社会が成り立っています。
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