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赤のヒミツ~なぜ大事なとこは赤なの?~
加藤学習塾ブログ
2022/04/20
みなさん、こんにちは。
勉強しているときに丸付けや大事なとこのマーカー付けでよく赤を用いますよね。
なぜ大事なとこは赤が多いのでしょうか?
まず、生物学の視点からいきます。
赤は「警告色」の一つに入ります。天敵である捕食者から身を守るために、「自分の体には毒があるよ」や「食べてもまずいよ」という意味合いで派手な模様や色をしていると言われています。自然界ではかなり多く、赤色のアリや、テントウムシ、クラゲ・イチゴなど、たくさんありますね。
次に、進化学・歴史学の視点からいきます。
赤から連想されるものはまず「火」がありますね。人間は火を使うようになった際に、触って火傷をしたり、森が燃えたりなどいろいろと失敗をしたはずです。そのときに火に対して恐怖を覚えたはずです。つまり、火の赤に対して恐怖のイメージがついたと想像できますね。
他にも赤から連想されるものは「血」がありますね。狩りをして動物の血を見るようになり、争いをして人の血を見るようになり、血の赤に対しても恐怖のイメージがついたとされます。
最後に脳科学の視点をみてみましょう。
人は赤を見ると脳からアドレナリンという神経伝達物質がいつもより多く分泌されるようになります。アドレナリンは興奮を促す物質であり、心拍数が上昇し、血圧が増えて、呼吸数が上がり、筋肉に力が入るようになり、感覚が研ぎ澄まされるようになります。
以上のことから、赤は「怖い・恐怖」という感情が連想されて、警戒するようになり、いつもより注意するようになる色です。
なので、何気なく大事なとこは赤が多くなっているかもしれませんが、実はちゃんと効果が期待できるのです。
普段の生活の中でも、注意してほしいところに赤は多く用いられていますね。信号の赤や天気情報の警報、パトカーのサイレンや、消防車など。
とにかく勉強の際は大事なとこは赤を多用するとよいです。
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