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かぼちゃでみるグローバル社会
加藤学習塾ブログ
2022/04/21
みなさん、こんにちは。
今日はかぼちゃの話をします。
かぼちゃは天ぷらや煮物・サラダ・デザートなどいろいろな食べ物に活用でき、毎日スーパーで見ますね。
しかし、かぼちゃの旬は夏から秋ごろであり、実際、国産かぼちゃの出荷量は夏から秋ごろがピークです。
では、年中スーパーでみかけるのはなぜでしょうか?
それは、国産かぼちゃが旬ではない時期に外国産でまかなっているからです。
2018年の統計では、国産カボチャの生産量が15万9千トンなのに対して、外国産カボチャの輸入量が9万6千トンです。
出荷量の約4割を外国産に頼っています。
いったい、どういった国からカボチャを輸入しているのでしょうか?
輸入量の内訳をみますと、約55%がニュージーランド産・約40%がメキシコ産です。
まず、ニュージーランド産が多いのは、ニュージーランドは南半球であり、日本と季節が逆です。
もうお分かりですね。日本が旬ではない時期に、ニュージーランド産のカボチャは旬です。
次に、メキシコ産のカボチャがなぜ多いかというと、メキシコの気候は熱帯であり年中温暖、湿潤です。1年中カボチャを栽培することができます。
カボチャを漢字で書くと「南瓜」とあるように、熱帯性気候の方がカボチャの栽培に合っているかもしれません。
また、メキシコは2000年ごろからカボチャの生産量を増やしてきましたが、そのときに日本企業が日本の生産性の高い品種の導入と栽培技術の開発の援助を行ったことがかなり大きいです。
以上のことから、スーパーで並ぶ野菜をみただけでもグローバル社会の一端をみることが出来ましたね。
他にもたくさんスーパーには外国産が並んでいるので調べてみるとおもしろいかもしれませんね。
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