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じゃがいもの話

加藤学習塾ブログ

2022/08/31

みなさん、こんにちは。

今日はじゃがいもの話をします。
じゃがいもはポテトサラダ、ポテトチップス、ふかし芋、肉じゃがなど、焼き・煮物・茹でなど調理方法がたくさんあり、いろいろな料理に入れることが出来て、食卓に欠かせませんね。
そんなジャガイモですが、日本にやってくるまでにかなりの長旅をしています。
ジャガイモの原産地は南米のアンデス山脈と言われています。
今でも、アンデス山脈に住んでいる人は、トウモロコシ以外にジャガイモを栽培しており、それを日干しして水分を抜いて保存食にしています。
15世紀にコロンブスがアメリカ大陸を発見して大航海時代が始まって以来、ヨーロッパ人が南米に入植したり、銀や香辛料をはじめ、南米にあるものをヨーロッパに持ち帰りました。そのことによって、じゃがいもがヨーロッパに伝わり、特に東欧や北欧の土地がやせた地域では栽培されて重宝されました。
そして、イギリスがインドを植民地に、オランダが今のインドネシアを植民地にするなど、アジア・アフリカ各地を植民地にしていく帝国主義が広がりました。
日本では、江戸時代に入ると、家康時代では朱印船貿易を行い、東南アジアの各地に日本町が出来ましたね。
そのときのつながりがきっかけで、家光時代に鎖国を行っても、日本町が比較的多かったオランダ領東インド(今のインドネシア)を植民地としていたオランダとは長崎の出島を通じて貿易を行っていました。
そのときに、インドネシアのジャカルタという町から交易にやってきたオランダの船にあったのが、じゃがいもです。つまり、じゃがいもの語源は「ジャカルタからやってきたいも」が縮まってじゃがいもです。
こうしてみると、じゃがいもが日本に伝わるまで、「南米⇒ヨーロッパ⇒東南アジア⇒日本」というふうに、ほぼ地球1周していますね。
歴史は深いですね。

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