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英語の名言から学ぼう~ナイチンゲール①~
加藤学習塾ブログ
2022/07/12
みなさん、こんにちは。
今日はナイチンゲールの名言を考えていきましょう。
ナイチンゲールはイギリスの看護師であり、クリミア戦争に従軍して多くの負傷者に携わった偉人ですね。
ナイチンゲールの名言を一つ見てみましょう。
"I never lose an opportunity of urging a practical beginning, however small, for it is wonderful how often in such matters the mustard-seed germinates and roots itself."
(たとえどんなにささいなことでも、実践することを始めなければならない機会を、私は絶対に逃しません。なぜなら、マスタードの種が自分自身で発芽して、根を張るようなささいなことは、かなり日常的であり、それはすばらしいことだからです。)
英文について解説すると、「never lose」は二重否定になっており、強い肯定です。つまり、「必ず~する」という意味です。「however small」は「however 形容詞(副詞)・S・V」の形で「どんなに~でも」という譲歩の表現です。「,」のあとの「for」は「because」の古風な言い方です(話し言葉ではあまり使われません)。wonderfulのあとの「how often (in such matters) the muster-seed germinates and roots itself」は「how 形容詞(副詞)・S・V~」の形で「SがVすることはどんなに~か」という強調です。つまり、「マスタードの種が発芽して、根を張るような(ささいな)ことがどんなに頻繁(日常的)か」という意味です。
次に「opportunity」と「chance」の違いを見てみましょう。
「opportunity」は自分でつかめる機会なのに対して、「chance」は可能性でたまたまそうなった機会という感じです。
以下の例文をみれば、意味の違いが分かると思います。
"I had an opportunity to see my favorite singer because I got a ticket." (チケットを買ったのでお気に入りの歌手に会う機会を得た)
"I had a chance to see my favorite singer when I was walking in Shibuya." (渋谷を歩いていたらお気に入りの歌手にたまたま会う機会があった)
つまり、ナイチンゲールが絶対に逃さないと言っているのは、たまたまそうなった偶発性のものではなく、自分でつかめる自主性を伴った機会のことです。
ナイチンゲールの名言から分かることは、どんなにささいなことでも、実践をしてみないと、人生を豊かにすることができない。実践するopportunityを自分から必ずものにしていくことが大切だということが分かりますね。
まずは実践することからです。
Practice makes Perfect!!
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