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地層からわかること~堆積物の粒の大きさに着目して~
加藤学習塾ブログ
2024/01/29
みなさん、こんにちは。
地形は長い年月をかけて形成されていますね。
地層を分析するとどのように形成されたかがわかるときがあります。
泥層・砂層・れき層がきれいに堆積しているところは川・湖沼・海などの水があるところの底だった可能性が高いですね。
さらに、粒の大きさに着目すると、粒の大きいれき層は水が運搬する力が弱い浅いところか、河口に近い浅瀬だったなどの可能性が高く、逆に粒の小さく水に運搬されやすい砂層や泥層のところは、水の流れがゆるやかなところや、河口から離れた沖合で比較的水深の深い海底だった可能が高いですね。
よって、地層を観察したときに、地層の下かられき層・砂層・泥層と粒の大きい順に堆積しているところは、大昔は浅瀬だったのに、氷河時代の終わりなどで水深が上昇して河口が遠くなり水深の深い海に覆われた地域になった可能性が高いと分析できます。
逆に、地層を観察したときに、地層の下から泥層・砂層・れき層と粒の小さい順に堆積しているところは、大昔は河口から離れた水深の深い海底だったのに、大規模な地殻変動などがあり、土地が隆起して、辺り一帯が陸地になって、河口が近くなった可能性が高いと読み取れます。
断層活動などによって、地中の地層が地上に顔を出した状態を露頭といい、その露頭では地層の堆積物を観察することが出来ます。
機会があればぜひ観察してみよう。
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