ブログ
滋賀県は工業県!?
加藤学習塾ブログ
2022/07/04
みなさん、こんにちは。
今日は滋賀県の産業の話をします。
滋賀県は琵琶湖のイメージですが、実は工業県であります。
第2次産業従業者数の割合は32.7%(2017年)であり、全国平均約25%よりかなり高い水準です。
ダイハツ・TOTOといった大手企業の下請け工場があったり、機械工業の部品工場があったり、化学工業の立地があったりします。
滋賀県の経済の約5割がこうした工業で支えられています。
なぜ工業が盛んなのでしょう?
①交通の要所
関東や中部・関西をつなぐ交通の要所になっており、さらに工業団地でみていくと、中京工業地帯・東海工業地域・阪神工業地帯をつなぐ位置にあります。
また、江戸時代から東海道・中山道の街道が通っており、現在では、国道・高速道路・新幹線が集約していて交通の利便がいいです。
②水資源が豊富
機械工業・化学工業となると、大量の工業用水が必要になるが、琵琶湖でまかなうことが出来ます。
③災害のリスクが低い
内陸県ということで、降水量が比較的少ないことと、周りが山に囲まれているので河川の浸食作用と運搬によって河川の底に土砂がたまりやすい天井川(周りの土地よりも川底が高くなる川。この場合河川の氾濫・洪水が起きやすい)が多く形成されているので、昔から治水がしっかりとされていました。このため、水害の被害が少ないです。
④平地が広がっている
周りが山に囲まれているのですが、その山地から流れてくる河川のほとんどは琵琶湖に流れます。そのため、琵琶湖周辺には扇状地や沖積平野が広がっています。工業団地に適した平地が確保できるのですね。
滋賀県の産業と聞くとイメージがつきずらいですが、工業で支えられているのですね。
RECOMMEND
あなたへのおすすめ
RECOMMEND
閲覧数ランキング