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食塩水の濃度で密度が測定できる!?
加藤学習塾ブログ
2023/11/13
みなさん、こんにちは。
中1理科で密度を習いますね。
実は食塩水の濃度を使って密度を測定することも出来ます。
物質は液体の中に沈められたときに、密度が液体よりも大きいと物質は沈み、密度が液体よりも小さいと浮く性質があります。
なぜならば、浮力の大きさは物質が沈められたときに物質がおしのけた体積分の液体の重さ、つまり、液体の密度分にかかる重力と同じだからです。
考察:いろいろな野菜を真水に沈めてみよう。
→ピーマン・キュウリ・キャベツ・スイカなどの地上で育つ野菜の多くは、水に浮くそうです。
そして、ジャガイモ・にんじん・レンコンなどの地下で育つ野菜の多くは水に沈むそうです。
大雨で土壌が流されて水浸しになった際に少しでも生存率を上げるために進化したという説が有力です。
そして、ジャガイモ・にんじん・レンコンなどの根菜を真水に沈めて、少しずつ真水に食塩を加えていき食塩水の濃度を上げてみよう。
100gの真水につき、1gの食塩を溶かすと、食塩水の密度が0.01g/cm³上昇するので、それで野菜が浮いてきたら密度を測定できます。
ジャガイモ→約1.05g/cm³、にんじん→約1.2g/cm³、レンコン→約1.4g/cm³ぐらいになるそうです。
この食塩水の濃度を利用した方法は他にも活かされています。
米の収穫の時に、濃度の濃い食塩水に浸すことで、中身がスカスカのお米が浮き、糖度の高いお米が沈むので、それでいいお米だけを集めることができます。
みなさんも、いろいろな野菜を食塩水に入れてみよう。
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