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~友情を続けるには~ ~大学入試共通テストの前身であるセンター試験の英語から学ぼう~
加藤学習塾ブログ
2022/07/03
みなさん、こんにちは。
今日は、大学入試共通テストの前身であるセンター試験の英語の良問を紹介します。
大学入試共通テストにおいて大きく変革しているものの一つが英語ですね。
問題構成が大きく変化して単語や英文法の問題がなくなり、リーディング中心になったのと、リスニングの配点がリーディングと同じになりましたね。
リーディングもいろいろな題材が出てきて語彙も多く、リスニングは日頃からの長い積み重ねで力を付けていかないといけないので、かなり対策が難しいです。
そんな共通テストの前身がセンター試験ですが、センター試験の英語の長文問題はいろんな人にぜひ読んでほしい良問もかなり多いです。
今日は2017年度入試センター試験英語の第6問の英語長文問題を考えていきましょう。
内容はfriendship(友情)についてです。
全部で6段落構成になっており、1段落目は友情がアイデンティティ(自分らしさ)の形成に関わるという内容、2段落目は友情の持続の1つめの方法はコンタクト(接触・連絡)を続けることという内容、3段落目は友情の持続の2つめの方法は友達の視点にたって考えることという内容、4段落目は時代の変化によって友情も少なからず変化している部分があることという内容、5段落目は友達として長く持続する秘訣の一つは、ささいなことでけんかしないことという内容、6段落目はまとめという構成です。
その中で1つ英文を見てみましょう。
"By taking their friends' viewpoints and not being afraid to express their honest feelings, those who were interviewed were able to keep something minor from growing into a major argument."
(聞き取り調査を受けた人々は、友達の視点に立って考えて自分の正直な気持ちを怖がらずに表現することによって、ささいなことが大きなケンカにならないようにすることが出来ていた。)
英文について解説すると、最初のbyは手段「~によって」、「not being afraid to」は動名詞の否定形で「~するのを怖がらないこと」 、「those who~」は関係詞の表現で「~な人々」、よって「those who were interviewed」が主語になりますね。「keep A from~ing」は「prevent A from~ing」・「stop A from~ing」と同じ形で「Aが~するのを妨げる・~できないようにする」、よって、「something minor(ささいなこと)」が「a major argument(大きなケンカ)」になるのを妨げるという内容ですね。
とにかくケンカしないようにするというのが友情の持続の秘訣ということですね。
もちろん、言い争いはあると思いますが、ここで大事なのは「妥協」と「納得」だと思います。
自分の意見の押しつけはせずに、どこかで妥協することと、相手の言い分にも納得することが大事だと思います。
そして、すぐにお互いに「謝罪」して、友達でいてくれることに「感謝」することが大事だと思います。
人生を豊かにしてくれるような友達を大事にしたいですね。
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