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こたつに入るとなぜ“眠くなる”? 暮らしと生理学の意外な関係
加藤学習塾ブログ
2025/12/04

冬の定番・こたつ。気づけばうとうとしてしまい、“こたつの魔力”と呼ばれることも。しかしこれは魔法ではなく、生理学的に説明できます。こたつの熱で足元が温まると、血管が広がって血流が改善されます。すると体は「体温が上昇しすぎている」と判断して、熱を逃がそうとし、結果として体全体がリラックスモードに入るのです。
特に副交感神経が優位になると、身体は休息モードへ。まぶたが重くなり、眠気が訪れます。つまりこたつは、身体をリラックス方向に強く引っ張る“スイッチ”のような存在なのです。
家庭での教育としては、同じ「温かい」でもヒーターや電気毛布との違いを体験するのがおすすめ。空気を暖める暖房と、体を直接暖める暖房では、眠気の起きやすさが変わることに気づきます。冬の暖房器具の違いを学ぶことは、エネルギー教育にもつながります。
こたつはただの暖房器具ではなく、“冬の生理学教材”ともいえる存在です。
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