肉類のコスト高騰が止まらない!?|岡山の進学塾|加藤学習塾・個別指導塾

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肉類のコスト高騰が止まらない!?

加藤学習塾ブログ

2022/09/12

みなさん、こんにちは。

物価高がどんどん進んでいますね。
コロナ・賃金が上がらない・不安定な社会において先行きが不安ですね。
今日は、肉類に絞って、物価が高騰する理由をいくつか紹介します。

①燃料費の高騰
日本の肉類の自給率は約5割ほどであり、特に貿易摩擦解消のためアメリカ産の牛肉輸入の自由化が行われて以降、外国産の肉がスーパーに並ぶようになりました。輸入するためには、船で運搬しないといけませんね。そのためには、燃料がいります。昨今、産油国の国際情勢の不安定さや、化石燃料の有限性、そして、円安が追い打ちをかけて、どんどん燃料費の高騰が進んでいます。


②円安の進行
円安とは、円の価値が下がることです。
分かりやすく、「1ドル=100円」と「1ドル=200円(円安状態)」を比べてみましょう。
10,000ドル分を輸入すると、「1ドル=100円」のときは「1,000,000円」が相手国に支払う支出であるのに対して、「1ドル=200円(円安状態)」のときは「2,000,000円」が支出になり、2倍損しますね。つまり、円安は輸入に不利になります。
昨今、急激に円安が進行しており、そのため、輸入コストが高騰して、売値を上げざるをえない状況になっています。


③飼料費の高騰
これは様々な要因がありますが、今日は3つ紹介します。
1.途上国の経済成長・所得増による飼料作物になりうる食糧(麦類・トウモロコシ・大豆など)の消費の増加
2.飼料作物になりうる作物から作られる、バイオ燃料の需要増加
3.ウクライナの情勢 
※ウクライナは世界的な農業国であり、麦類・トウモロコシ・大豆など、食糧や飼料作物の代表的供給国でしたが、ロシアによってほぼ供給が止まっています


肉類は毎日の食卓に欠かせないので、早く安定してほしいですね。
隣国の中国では、大豆ミートを肉類の代用にしようという動きもあります。
今後の国際情勢に気をつけていきましょう。

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