英語の名言から学ぼう〜バレンタインだからこそ恋愛の名言をみてみよう~|岡山の進学塾|加藤学習塾・個別指導塾

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英語の名言から学ぼう〜バレンタインだからこそ恋愛の名言をみてみよう~

加藤学習塾ブログ

2025/02/14

皆さん、こんにちは。

今日は、バレンタインですね。
現在では、義理チョコを家族や友人に渡しあったりして、友情の証として渡す人が多いですが、
本来は、本命チョコを、想い人に渡すというイメージですね。
そんな、バレンタインの日にふさわしい、恋愛にまつわる名言をみてみよう。


"You don’t love someone because they’re perfect, you love them in spite of the fact that they’re not."

(あなたがその人を愛している理由は、その人が完璧だからというわけではない。その人が完璧ではないからこそあなたはその人を愛しているのです。)



【英文のポイント】
ポイント①
★否定文not~because・・・★

以下の英文2つを見比べてみましょう。

ア:"I didn't stay at home because it was sunny."
イ:"I didn't stay at home because it was rainy."


実はこの2つの英文は、同じような構文ですが、
日本語に訳すときに文脈も気をつけないといけません。


アの英文は普通の否定文であり、「天気が晴れていたので、家にいなかった(外出した)。」という文脈でとれますね。

一方、イの英文は普通に訳すと、「天気が雨だったので、家にいなかった(外出した)。」となりますが、
「天気が雨だった」「家にいなかった(外出した)」という理由→結果の因果関係がつながりませんね。
普通は、「天気が雨だった」ら、あまり外出したくなく、家にいたいですよね。

このイの英文は、実は、becauseの方の理由を否定しています。
「家にいた理由は、雨が降っていたからではない」→「雨が降っていたからといって、家にいたわけではない」
つまり、家にいた理由として、「雨が降っていた」という理由以外の他の理由だよ、ということを伝えたいのです。
この訳し方なら、文脈が自然ですね。


したがって、本文の「You don’t love someone because they’re perfect」の部分は、
becauseの方の理由を否定しており、
「あなたがその人を愛している理由は、その人が完璧だからというわけではない」
というふうに訳すと自然ですね。


ポイント②
★someoneの代名詞をどうする?★
「someone(だれか・ある人)の代名詞をどうするのか」という問いは、
歴史上、いろいろ試されていました。
昔は、男子優遇社会でしたので、someoneに対しての代名詞は「he」が使われていました。

※英語での男子優遇社会の例
・fireman(消防士)→現在:fire fighter
・policeman(警察官)→現在:police officer などなど・・・

時代を経て、民主主義が確立されて、人権という概念ができると、
男女差別に対して考えが見直されて、英語でも表現の見直しがされていきました。
この現象を「political correctness(政治的妥当性)」といいます。
つまり、政治的に妥当性があるか、差別として問題がないか、というものです。

someoneに対しての代名詞は、「he or she」に変わりました。

さらに、現代では、「トランスジェンダー」など、
性差を超えた「多様性(diversity・ダイバーシティ)」を考えないといけない時代です。
「he or she」という性別を分ける言い方も問題視する人がでてきました。
よって、現代では、someoneに対しての代名詞は、「they・them」という言い方が多用されています。

someoneは本来は単数名詞ですが、代名詞になると、複数形である「they・them」になるのは、
そういった歴史的・社会的・政治的な言語の変遷があるからです。



【本文批評】
この英文の内容は、愛の本質を端的に表現しています。

人はしばしば理想的な相手を求めがちですが、実際の愛は完璧さではなく、不完全さを受け入れることに根ざしています。

誰もが欠点や弱さを持っており、それを理解し、許容することで初めて深い絆が生まれるのです。

完璧さに基づく愛は、期待が裏切られた瞬間に崩れやすいものです。

しかし、欠点を含めて相手を愛するならば、その愛は強固で揺るぎないものとなります。

また、相手の不完全さを受け入れることは、自分自身の不完全さも認めることにつながります。

このような相互理解と共感こそが、成熟した人間関係を築く基盤となるのです。

この言葉は、恋愛だけでなく友情や家族愛にも当てはまります。

誰かを本当に大切に思う気持ちは、その人の長所だけでなく短所も包み込むことから生まれるのだと示唆していると思います。


バレンタインデーで、相手のことを想って、いろんな想いをぶつけられたらいいですね。



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