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地形図の縮尺の見分け方
加藤学習塾ブログ
2022/08/13
みなさん、こんにちは。
中学社会でも高校社会でも地形図の問題が出題されますね。
縮尺の問題は必ず出題されますね。
「2万5千分の1の地形図で地図上の長さが2cmなら実際の長さは500m」というふうに。
大体の問題では、「2万5千分の1の地形図」や「5万分の1の地形図」というふうに問題文に縮尺が書いてくれています。
しかし、たまにマニアックな問題として地形図の縮尺が書かれていない問題もあります。
どのように見分けるのでしょうか?
答えは等高線に着目します。
地形図の等高線は2種類あり、細い線が主曲線で、太い線が計曲線といいます。
2万5千分の1の地形図では主曲線が10mごと・計曲線が50mごとで描かれているのに対して、5万分の1の地形図では主曲線が20mごと・計曲線が100mごとで描かれています。
なので、山の頂上に多い三角点の数字と等高線の数字を見比べたら縮尺が分かります。
2万5千分の1の地形図は5万分の1の地形図と比べると、細かく見えるので、フィールドワークなど野外調査に向いています。
一方、5万分の1の地形図は2万5千分の1の地形図と比べて範囲が広いので地域の状況を把握するのに向いています。
日本全図を集めようとすると、2万5千分の1の地形図は4419面必要で、5万分の1の地形図は1291面必要とのことです。
地形図は、全国の本屋で手に入るほか、国土地理院がweb公開したものや、ウェブサイトで活用されているものがあるので、自分の地域を見てみましょう。
またおもしろいのが「今昔マップ」というwebサイトです。こちらでは古い地形図と今の地形図を比べることができます。
自分の家が昔がどうだったのか気になりますね。
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