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            なぜ地球からなにもかも振り落とされないか?
加藤学習塾ブログ
2023/02/22

みなさん、こんにちは。
さて、地球は自転していますが、その速度はとてつもない速さです。
                                    赤道のところだと、1周約4万kmですので、4万km÷24=時速約1666kmで回っています。
                                    (緯度が上がるにつれて、1周の距離が短くなるので、日本付近では約時速1400kmです)
                                    それにもかかわらず、地球にあるもの全ては振り落とされないどころか、自転している感覚になりませんね。
                                    その答えは物の大きさと万有引力の力と慣性の法則にあります。
                                    まず、物の大きさからです。
                                    自転している地球に対して地球上にあるあらゆるものの大きさが小さすぎるから遠心力も小さいですし自転している感覚になりません。
                                    小銭か何かをいれた袋を振り回す方が、回している人間と袋の大きさの比が地球と比べても大きいので自転による遠心力よりも袋にかかる遠心力の方が大きいです。
                                    次に万有引力の力についてです。
                                    地球が引力で引っ張っている力の方が自転による遠心力よりもはるかに大きいので、自転している感覚にならないそうです。
                                    最後に慣性の法則についてです。
                                    地球がずっと自転しているので、自転による力がずっと地球上のものにかかっていますね。
                                    よって、常に同じ速度で自転しているので、本当は回っているのにそのような感覚に陥っていません。
                                    この慣性の法則による感覚は日常生活でも経験していますね。
                                    車で急発進されたり急ブレーキをかけられると、体が急に動いて力がかかった感覚になりますが、高速道路などで速い速度で走っていても、体に力がかかっているのに速い速度で進んでいる感覚にならないですね。
                                    その慣性の法則と同じです。
                                    よって、地球が急に自転をやめたら宇宙空間に放り出されますが、地球が自転をずっと続ける限り、「地球が自転しているな」という感覚になることも宇宙空間に放り出されることもありません。
                                    不思議ですね。
                                
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