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国語文法~読むという動詞の「読もう」と「読まない」は同じ活用形!?~
加藤学習塾ブログ
2023/06/25
みなさん、こんにちは。
国語文法で動詞の活用を習うときに、「~ない」という否定形を付けると、未然形になると教わりますね。
例えば、読むという五段活用の動詞であれば、「読まない」というふうにです。
しかし、読むの未然形はもう一つあり、「読もう」という形も未然形です。
未然形とは、「未(いま)だ然(しか)らず」ということであり、「まだそうした状態になっていない」ときにその活用形になります。
よって、否定形も「まだそうした状態になっていない」ですし、「~しよう」という意志もこれからのことなので「まだそうした状態になっていない」ですね。よって、否定形だけでなく意志を表す形でも未然形になります。
昔の古文では、「読まず」・「読まむ」というふうに、否定の助動詞(ずなど)や意志を表す助動詞(むなど)の上には同じ未然形が来ていました。
しかし、現代日本語が確立されてからは、「読もう」というふうに音の変化が多少あり、五段活用の動詞などに派生していきました。
助動詞に合わせて、動詞の活用があるのが、日本語の特徴ですね。
文法の知識をおさえておきましょう。
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