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★料金が発生するのはいつ!?★
加藤学習塾ブログ
2024/12/24
みなさん、こんにちは。
最近は、消費者のモラルが著しく悪化して、店側がいろんな消費者に配慮してサービス業を行っているというお店も多いと思います。
特に飲食業はいろんなケースに配慮しないといけなくて、消費者の良心に任せるというわけにはいかない時代になりました。
今日は以下のケースを考えてみましょう。
ケース:「DさんがファミレスのC店で食事をしようとして、入店して、席に座り、注文して、料理を待っていました。しかし、電話で呼び出しをくらい急用が出来たため、まだ料理が提供されてなかったこともあり、会計を済ませずに、そのファミレスのC店から出て行きました。これは無銭飲食になるのでしょうか?」
飲食業では、どの段階で料金が発生するのか、以下の選択肢から考えてみよう。
①:入店をしたとき
②:座席に座ったとき
③:お冷や(水)やおしぼりをもらったとき
④:料理を注文したとき
⑤:料理を口に入れたとき
⑥:レジでの会計のとき
正解は④「料理を注文したとき」です。
そもそも料金とは、商品の購買に関する契約が成立したときに、発生します。
この契約成立についてですが、日本の法律では、消費者側が「商品を購入する意志」を示し、そのことで生産者側に「商品を提供する義務」が発生した状態です。つまり、生産者側が「商品を提供して」、消費者側が「料金を支払う」という、双方の「合意」が成り立てば、契約成立となり、料金は発生します。合意だけで契約成立ですので、口約束だけでも料金は発生します。
さて、今回のケースですが、Dさんは席に座るだけでなく、注文をして料理を待っています。よって、注文するという消費者が「商品を選んだ」行為によって、生産者側に「料理を提供する義務」が発生しているので、この時点で双方の合意が成り立ち、料金は発生します。
なので、Dさんは無銭飲食になります。料理がまだ提供されておらず飲食が済んでなくても、お店を出るときには会計を済ませるようにしましょう。
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