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トルコのいろいろ~アジアとヨーロッパの融合~
加藤学習塾ブログ
2022/10/24
みなさん、こんにちは。
今日はトルコについて紹介します。
トルコはアジアとヨーロッパの中間地点に位置して、長らくヨーロッパとアジアの歴史・文化に触れてきました。
紀元前4世紀にアレキサンダー皇帝に支配されて以降、ヨーロッパ系が支配して、ビザンツ帝国が建国されたのち、東方正教会の聖地が置かれるなど、キリスト教の世界でした。その後、アジアのイスラーム系の勢力にさらされて、オスマン帝国が出来て以降、イスラーム系の影響が続きました。
オスマン帝国は長く繁栄するのですが、第一次世界大戦の戦火にあい、1922年に滅亡すると、翌年、トルコ共和国が建国されます。
長く、キリスト教の世界とイスラーム教世界がぶつかっていたため、様々な文化が融合しています。
例えば、料理です。
ヨーロッパとアジアの文化が融合したことと、ビザンツ帝国・オスマン帝国という王宮時代が長く続いたことで、様々な素材を生かした華やかな料理になっています。トルコ料理は、中国料理・フランス料理に並ぶ「世界三大料理」に数えられます。
肉料理では、ブラジルでも有名な肉の串焼きであるケバブやハンバーグに似たキョフテなどがあります。また、パプリカやトマトの中をくりぬいてその中に素材を詰めて蒸し焼きにしたドルマという料理など、創意工夫がされた料理が多いです。
また、トルコは、ヨーロッパの影響や元々遊牧民が多く羊を多く飼育していたことでバター・チーズなどの乳製品が多いことと、地中海の気候を生かしたオリーブが多いことと、さらに西アジア・南アジアの影響で香辛料を使うことが多いことから、パン料理が多く、パンの消費量が多いです。なんと、人口1人当たりの消費量が世界一です。
パンが欠かせないため、どの町にもパン屋があるとのことです。
トルコはイスラーム教の国ですが、トルコ共和国が建国されたときに政教分離を取り入れており、政治と文化を切り離した考えを取り入れています。
例えば、女性への性差別がイスラーム国の中では低い方です。男女共学化が実現しており、全国民の9割以上が就学できています。(しかも義務教育期間の12年間は無償です。)また、国会議員の約2割が女性であり、女性の社会進出に積極的です。
ブルーモスクや、カッパドキアなど観光名所が多いトルコは魅力的ですね。
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