高さの違い~「標高」・「海抜」・「高度」~|岡山の進学塾|加藤学習塾・個別指導塾

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高さの違い~「標高」・「海抜」・「高度」~

加藤学習塾ブログ

2023/03/29

みなさん、こんにちは。

今日は高さの表記の違いを見てみましょう。
よく高さの表記の仕方として、「標高~m」や「海抜~m」、「高度~m」という言い方をしますね。
この違いは何でしょうか?


①標高
これは、国土地理院が定めた基準で、東京湾の平均海面の高さを0mとして基準にしています。富士山の高さ「3776m」など、地図で記載されている高さはこの「標高」になります。ただし、実際には、天候や時期などで東京湾の海面の高さは大きく影響を受けて変化しているので、東京都の国会議事堂近くの庭園に設置された「日本水準原点」を24.39mとして、そこからの高さの差で、標高を計測しています。


②海抜
これは、地域ごとの近海の水面を0mとして基準にし地域ごとに計測しています。津波・高潮などの災害対策として防波堤を築いたり、ハザードマップを作成したりなど、地域ごとの地形的特色を把握したいときに用いられて、特に沿岸部で重宝されている数値になります。
また、埋立地での地下水の過剰くみ上げによる地盤沈下や、2011年の東日本大震災のときの津波被害や、地球温暖化の影響による海面上昇などを鑑みて、この数値が近年注目度が増しており、「海抜0m地帯」や「海抜マイナス地帯」という言葉をよく耳にするようになりました。


③高度
これは、その地点の地表面からの高さになります。航空機やヘリコプターでよく用いられます。また、近年、ドローンも活用されるようになり、操縦可能な高度を上げるべく技術開発が進んでいます。


このように、基準の違いがあるのですね。面白いですね。

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