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大学入試共通テスト2024地理Bより~アメリカの人種構成を考えよう~
加藤学習塾ブログ
2024/02/06
みなさん、こんにちは。
共通テスト2024地理Bより、アメリカの人種構成を考えてみましょう。
スペイン語圏の中南米からの移民であるヒスパニックのことは中学社会でもやりますね。
それが大学入試共通テストでどのように出題されたのでしょうか?
実際の問いでは、アメリカの地図とともに、4都市が示されています。
①シアトル(北西部)、②ミネアポリス(中部)、③ロサンゼルス(南西部)、④マイアミ(南東部)
4つの都市の母語の割合を示す棒グラフがあり、シアトルの棒グラフを答えさせる問題です。
あ:英語約80%、スペイン語約7%、アジア・太平洋系約3%、その他約10%
い:英語約80%、スペイン語約3%、アジア・太平洋系約10%、その他約7%
う:英語約40%、スペイン語約40%、アジア・太平洋系約7%、その他約13%
え:英語約20%、スペイン語約70%、アジア・太平洋系約1%、その他約9%
基本的に、スペイン語圏のヒスパニックは南部から流入してくるので、「う」・「え」の2つは南部のロサンゼルスかマイアミですね。
そして、世界大戦時などに、アジアから太平洋を横断してくるところを考えると、西部はアジア系が多くなります。よって、アジア系の割合が高い「い」・「う」の2つは西部のシアトルかロサンゼルスですね。
よって、「う」をロサンゼルスと絞り、「え」をマイアミと絞り、「い」をシアトルと確定して、「あ」を残りのミネアポリスと断定できます。
マイアミはカリブ海に接しているため、キューバなど多くの中南米からの移民が流入してきており、人口の過半数が移民なのですね。
意外と中学社会の基礎知識があれば、絞れる問題もあるので、地図で考えながらおさえておきましょう。
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