英語の名言から学ぼう~ヒラリー・クリントン①~|岡山の進学塾|加藤学習塾・個別指導塾

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英語の名言から学ぼう~ヒラリー・クリントン①~

加藤学習塾ブログ

2023/11/21

みなさん、こんにちは。

今日はヒラリー・クリントンの名スピーチを見てみましょう。
ヒラリー・クリントンはビル・クリントン元大統領の妻であり、女性政治家としてアメリカ社会に女性の人権について啓蒙活動を行ってきました。
2016年には大統領選挙に出馬して、トランプ元大統領に敗れましたが、そのときの選挙に敗北したときのスピーチが名スピーチとして評価されています。その一節を見てみましょう。


"Now I know we have still not shattered the highest and hardest glass ceiling, but someday someone will and hopefully sooner than we might think right now. And to all the little girls who are watching this, never doubt that you are valuable and powerful and deserving of every chance and opportunity in the world to pursue and achieve your own dreams."

(いまや、未だに、最も高くて堅いガラスの天井【女性が選挙に勝ちアメリカ大統領になること】を打ち破ることが出来ていないけど、いつか、だれかが、きっと思っていたよりも早くやり遂げてくれるでしょう。そして、このスピーチを見ている全ての若い少女にとって、あなたたちは、価値があり、力強く、あなた自身の夢を追いかけて達成するために、世界中のあらゆる機会や場に値することを心に留めておいてください)


英文を見ていきますと、「~er than we might think」は比較表現で「思っていたよりも~」。「never(no) doubt (that)~」は「決して疑わない→かならず~になると思う」。「chance and opportunity」は同じ「機会」という意味だが、chanceは「偶然性・たまたま・外的要因」というニュアンスが伴い、 opportunityは「自発性・努力すれば得られる場・内的要因」というニュアンスが伴う。つまり、社会的環境のような外的要因でも、自分の意志による内的要因でも全ての女性にあらゆる機会があるということである。

アメリカ社会は身分や出生によるヒエラルキー(上下関係)がだいぶなくなり、だいぶ多文化社会としてだれもが活躍できる社会になったが、まだ根底には、人種差別・性差別などの差別が根強く残っているところがあります。
その代表がアメリカ大統領なのかもしれません。2009年に初の黒人の大統領が誕生したばかりです。
その根強く残っている差別意識を壊したいという強い意志が感じられますね。
彼女に感化されて、今後アメリカ社会ではますます活躍する女性が増えるかもしれませんね。

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