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英語の名言から学ぼう〜WHO憲章より①~
加藤学習塾ブログ
2023/10/12
みなさん、こんにちは。
今日はWHO憲章より健康のあり方について考えましょう。
"Health is a state of complete physical, mental and social well-being, and not merely the absence of disease or infirmity."
(健康とは、単に病気ではないことや体が弱っていないことだけでなく、身体的に・精神的に・社会的に幸福で満たされた状態である。)
英文を見ていきますと、a state of〜で「〜の(精神)状態」、well-beingは「幸福」、not merelyは「〜だけでなく」であり「not merely(only) A but also B」(〜だけでなく〜も)は頻出表現です。the absence of〜は「〜がないこと」。元々absenceは欠席という意味なのでそこから意味を類推しましょう。
健康を考えるうえでかなり的を得た英文ですね。健康とは「well-being」(幸福)につながるのですね。
しかも、「身体的幸福」・「精神的幸福」・「社会的幸福」の3つ満たされなければならない。
「身体的幸福」とは、イメージがつきやすいと思います。栄養状態でしたり、医療や衛生状態ですね。WHOも発展途上国や紛争での難民に対して、食糧や医療などのサポートを行っていますね。
「精神的幸福」は国や地域によって事情が様々ですね。先進国であれば、生きがいであったり、欲求が満たされたり、娯楽で息抜きができたりなどですね。途上国であれば、生活がちゃんとできるかとか、あるいは、宗教上のことだったり、国によっては戦争・紛争のこともありますね。
そして、一番大事なのは「社会的幸福」ですね。
家族があり、家で生活ができ、仕事があって人に貢献したり、子どもたちが学校にいって教育をちゃんと受けることができたり、人とつながってコミュニケーションをとったり、など、社会の一員として社会的活動を行い、生きがいを感じているかはかなり重要ですね。
なので、人が健康でいるためには、幸福も考えないといけないのですね。
ちなみに、この幸福を重要視して、国の政策に取り組んだのが、ブータンというアジアの国です。国王が国民の幸福度を重要視しました。
具体的には、豊かな自然を守り(むやみに木材にして外国に輸出しない)、そのことで国民にやすらぎを与えて、また地域でのコミュニティでの人と人とのつながりを重要視しました。他にも、教育の充実や労働環境の整備などに取り組んでいます。
健康について考えましょう。
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