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海面上昇にかかわるもの~北極の氷は関係ないの?~
加藤学習塾ブログ
2023/09/15
みなさん、こんにちは。
現在、地球温暖化が深刻ですね。
特に報道されているのが、北極・南極などの氷の融解や高山部での氷河や永久凍土の縮小ですね。
加速度的に、地球上の氷床の面積が縮小しているというデータがあります。
さらに、危惧されているのが氷床の融解水が海水に流れることによる海面上昇ですね。
海面上昇は、氷床の融解水や海水温上昇による体積の膨張によって、深刻化しています。
オセアニアのサンゴ礁の島国では、水没しているところもあり、オーストラリアやニュージーランドに移住を余儀なくされるところも増えています。
この海面上昇は日本でも危惧されています。平野部への海水の浸水や高潮や洪水の被害の深刻化が危惧されています。
さて、この海面上昇ですが、南極やグリーンランドの氷床の融解水は影響がかなりありますが、北極の氷の融解水はほとんど影響がないといわれています。
なぜでしょうか?
それは、北極の氷は海面に浮かんでいるからです。
水は特殊な物質であり、氷になるとき、体積が膨張して、密度が水よりも小さくなります。
その密度が小さくなり、体積が水よりも大きくなった分だけ、海面から氷がはみだして浮かびます。
そして、この北極の氷が融解して水になると、海水に浸かっている氷の分と同じ体積に戻るので、海水面は上昇しません。
ただし、北極の氷が融解している時点で、地球温暖化が深刻化していることであり、海水はいろいろな物質が混ざっているので、また凍って氷に戻るのはかなり厳しくなります。
また、北極の氷は真水で出来ており、それが融解して海水と混ざることで、海水の濃度が薄くなります。すると、海水温が上昇しやすくなり余計に海面上昇につながります。
また、海水が北極あたりで冷やされて深層海流というものを生み出すのですが、北極の氷の融解により、海水が冷やされなくなり、世界中の海流に影響を及ぼして、最悪、世界の海の生態系が崩壊する恐れがあります。
地球温暖化について考えたいですね。
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