テストの起源って知ってる?
加藤学習塾ブログ
2025/05/17
「テスト」や「試験」と聞くと、ドキドキしたり、ちょっと憂うつになったりする人も多いかもしれません。でも、そもそもこの“テスト”って、いつ・どこで始まったのでしょうか?
今回は、そんな誰もが経験する「試験」の意外なルーツに迫ってみます!
◉ 世界初の試験制度は中国から?
実は、世界で最も古い“公式な試験”は、中国の「科挙(かきょ)」制度にあると言われています。
これは、隋(ずい)や唐(とう)の時代(約1400年前)から始まった、役人になるための超難関試験でした。
- 内容は、儒教の経典や政治・歴史など。
- 合格するには10年、20年かかる人もザラ。
- 合格率は、なんと1%以下!
まさに、現代の東大入試どころではない超難関だったのです。
◉ なぜ試験をするようになったの?
それまでは「役人=偉い家の出身」だったのですが、それだと実力がある人が活躍できません。
そこで、「実力のある人を公平に選ぼう!」という考えから、試験制度が生まれました。
この思想は、後に日本やヨーロッパにも影響を与え、現代の入試制度のもとになっていきます。
◉ 日本ではどうだったの?
日本にも中国の制度を真似した「貢挙(こうきょ)」という試験が奈良時代にありましたが、あまり広まりませんでした。
本格的に試験が重要になったのは、明治時代以降、学校制度が整ってからです。
【まとめ】
普段当たり前のように受けている「テスト」にも、実は長い歴史と理由がありました。
もともとは、「実力のある人を公平に評価したい」という思いから生まれたものなんですね。
ちょっとだけ、テストに対する見方が変わるかもしれませんね!
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