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沖縄は日本で一番暑い県ではない?
加藤学習塾ブログ
2022/05/12
みなさん、こんにちは。
今日は沖縄の気温の話をします。
ちなみに日本で一番気温が高かった地点はどこでしょうか?
2018年7月23日に観測した埼玉県熊谷市と2020年8月17日に観測した静岡県浜松市の41.1℃が観測史上最も高い気温です。
地球温暖化やフェーン現象・ヒートアイランド現象など様々な要因で、気温が高くなります。
一方で沖縄県を考えてみましょう。
確かに、年間平均気温は高い(23℃前後)ですが、全国ニュースとかで沖縄県の猛暑の話は聞きませんね。
1日の最高気温が35℃以上の日を猛暑日といいますが、沖縄県で年間どれだけの猛暑日があるのでしょうか?
なんと2021年では、沖縄県で猛暑日が1日も観測されませんでした。
その理由は何でしょうか?
1.海に囲まれている
⇒中学理科で「比熱」が出てきますね。比熱とはモノを温めるのに必要なエネルギー量ですが、陸地は比熱が小さく(少ないエネルギーで温まりやすく冷めやすい)、海は比熱が大きいです(たくさんのエネルギーがいるため温まりにくく冷めにくい)。
そのため、海に囲まれている地域では、比熱が大きいため、気温が上がりにくいです。
2.急峻な山がないため、季節風や海風が山を越えて起こる「フェーン現象」が生じにくいです
3.リゾート地のため海浜保護したり、あまり都市開発を進めているわけでないため、アスファルト化されておらず、ヒートアイランド現象が生じにくいです。
4.亜熱帯気候に特化した住宅
⇒快適に過ごすために、風通しをよくしたり、日射を遮ったり、漆喰・レンガで作られた外壁や屋根によって熱を遮ったりするなど、多くの工夫がなされています。そのため、エアコンを使わなくても快適に過ごすことができます。
実は、エアコンは室内を冷やすために外に熱を放出しています。これが、気温上昇につながったり、都市部ではヒートアイランド現象の一因になっています。
沖縄県は南国というイメージ通り、過ごしやすいところですね。
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