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最近の子どもの道徳観・・・~車にボールをぶつけられた人を事例に~
加藤学習塾ブログ
2023/06/09
みなさん、こんにちは。
日本人の美徳として、謙虚や誠実といった道徳観は、日本人の誇りとして誇れるものだったはずです。
しかし、最近の若者は、どうもこの道徳観に欠けると思います。
一つ事例を挙げましょう。
マンションの駐車場で複数の小学生たちがサッカーボールで遊んでいました。
すると、サッカーボールが駐車場に駐めてある赤の他人の車に当たって、修理が必要なぐらいのへこみが出来ました。
たまたま車の所有者が近くを通りかかり、しかも、子どもたちが「ボールが車に当たった。わーい。」と叫んでいたので、サッカーボールが車に当たったのに気づき、そのボールをぶつけた子どもの保護者に修理代を補償してもらおうと、保護者の所在を子どもに問い詰めると、「親いない」や「しりません」と言われました。そこで、せめて、保護者に会いにマンションの部屋に訪れようと、名前やマンションの部屋番号や学校を尋ねると、「個人情報だから教えられません」と言われました。
車がへこんでいるのに、謝罪する気もありません。
さらに、どの保護者に補償してもらうか決めるため、車にボールをぶつけた人を聞き出そうとしても、どの子どもも「自分じゃない」や「たまたま当たった」や「いや、当てたのはあの子だよ」などというばかり。
おかしいところがいくつもありますね。
①駐車場でボール遊びをしている点。そのことを保護者が注意していない点
②悪気もなく、しかもボールが当たったときに「ボールが車に当たった。わーい。」と楽しそうな点。
③謝る気が無いこと
④個人情報を理由に保護者に会わす気がないこと
⑤車という財産物にキズをつけたことの罪悪感がないこと
⑥責任転嫁していること
どうして、最近の若者はここまで道徳観が失われたのか悲しくなりますね。
一番の理由は、他者目線で考えられない、つまり、その人にとって迷惑になるかどうか考えられない若者が増えたことと、自分に罪を着せたくないという責任転嫁する人が増えたと思います。
今一度、学校の道徳という授業は見つめ直す転換点に来ていると思います。
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