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イギリスの外国人労働者の変化
加藤学習塾ブログ
2023/06/18
みなさん、こんにちは。
今日はイギリスの外国人労働者の変化を見てみましょう。
イギリスは昔からヨーロッパの中心国として栄えてきました。
そのため、出稼ぎとして、多くの国からの外国人労働者を抱えています。
これが、国内の社会問題ともなり、EU離脱の一つの要因になったといえます。
以下で、イギリスの外国人労働者の変化を見てみましょう。
1990年:アイルランド(実数:約61万人、割合:約17%)、インド(実数:約40万人、割合:約11%)、パキスタン(実数:約23万人、割合:約6%)、ドイツ(実数:約21万人、割合:約6%)
2005年:インド(実数:約55万人、割合:約9%)、アイルランド(実数:約46万人、割合:約8%)、パキスタン(実数:約38万人、割合:約6%)、ポーランド(実数:約33万人、割合:約6%)
2019年:インド(実数:約92万人、割合:約10%)、ポーランド(実数:約91万人、割合:約10%)、パキスタン(実数:約61万人、割合:約6%)、アイルランド(実数:約44万人、割合:約5%)
EUに拡大する前のEC(ヨーロッパ共同体)時代の1990年のときは、隣国であるアイルランドからの外国人労働者が1位でしたが、アイルランドの産業が成長するのに伴い、アイルランド人の出稼ぎは少しずつ減少傾向にあります。アイルランドは現在、ヨーロッパを代表するICT産業国・医薬品産業国に発展しています。
アイルランドからの出稼ぎが減少した代わりに、英語も使用できるインド・パキスタンの南アジアからの移民が急上昇しています。
そして、EUに拡大して東ヨーロッパがEUに加盟した2005年以降、ポーランドといった東ヨーロッパからの移民が増えています。
このように、イギリスは、多国からの移民を受け入れてきました。
一方で、治安や労働問題などの移民問題が深刻化しています。
EU離脱後に、イギリスの外国人労働者にどういう変化があるのか長期的に見ていきましょう。
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