英語の名言から学ぼう~自由と社会的秩序の相反性とは~|岡山の進学塾|加藤学習塾・個別指導塾

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英語の名言から学ぼう~自由と社会的秩序の相反性とは~

加藤学習塾ブログ

2023/04/24

みなさん、こんにちは。

以下の英文を見てみましょう。
場面は、ある老人が道の真ん中を歩いていたことで、交通の妨げになった場面です。
その老人の言い分は「個人の自由だから道の真ん中を歩いてもいいでしょう」というものです。

"It didn't occur to the elderly lady that if liberty entitled the foot-passenger to walk down the middle of the road,  it also entitled the cab-driver to drive on the pavement, and that the end of such liberty would be universal chaos."
(自由のおかげで歩行者が道の真ん中を歩く権利があるならば、それは同時に馬車の運転手にも歩道を運転する権利があるということなので、そのような自由のせいで、結局、社会全体的に混乱になるだろう、ということをその老婦は考えもしなかった。)


「It didn't occur to人・that~」で「~という考えが思いつかなかった」また、この文は仮定法過去が用いられており、「もし~ならば、~だろうに」という、今の事実に反することに対して、過去形を用いて仮定しています。

この文の言うとおりですね。
個人の自由と社会の秩序は、相反する部分があり、その場合、社会の秩序が優先されることが多いです。
このことは中3社会で学びますが「公共の福祉」という考えに基づきます。
最近、やたらと、個人の自由を振りかざす人が多いと思いますが、自己本位であり、他人に迷惑をかけて社会の秩序を乱していることに気づいて欲しいです。
他人の目線、社会的観点など、多角的に考えられるようになりましょう。

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