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摩周湖の不思議~カルデラ湖ならではの透明度~
加藤学習塾ブログ
2023/04/09
みなさん、こんにちは。
今日は摩周湖を紹介します。
摩周湖は北海道にある湖で、その成因は、火山の大規模な噴火活動によって、山体が崩れて窪地が出来て雨水がたまったカルデラ湖です。
しかも、この摩周湖はきれいなドーム状に水がたまったカルデラ湖で、しかも湖の大きさの割に深さが深く最大水深が212mあります。
しかも、周囲は窪地の急斜面で囲まれており、流入する河川や流出する河川がありません。
よって、雨水が摩周湖の水源であり、湖底の地質も火山灰質のため、余分なミネラル分が入ってこず、水深が深く湖底まで光が届かず藻も発生しないため、世界でも有数な透明度を誇る湖です。昔は世界1位の透明度だった時期もありました。
さらに、不思議なことは、摩周湖の水位が毎年ほぼ一定なことです。
雨による水の流入量と、湖面からの蒸発量を計算すると、雨による水の流入量の方が多いので、水位が上昇するはずです。
しかし、水位が一定に保たれているということは、どこか、地下に浸水して周囲のどこかで湧き水があるということです。詳しいことはまだ分かっていないですが、摩周湖の湧き水があるのではとされています。
自然のバランスが保たれていて不思議ですね。
この摩周湖ですが、透明度が高い湖のため、この水質調査をすることにより、大気汚染がどうなっているかなど、気候変動の調査に活用されています。
すごいですね。
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