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体が浮かんでしまう湖がある!?~塩湖の秘密~
加藤学習塾ブログ
2023/04/08
みなさん、こんにちは。
世の中には摩訶不思議なことがたくさんですね。
今日は死海を紹介します。
死海は西アジアのイスラエルとヨルダンの間にある湖です。
死海はなんと塩分濃度が約3割あり、海水のおよそ10倍のとても塩分が濃い塩湖です。
なぜ、こんなに塩分濃度が高いのでしょうか?
その理由は、周りが山脈に囲まれた内陸湖だからです。
周りが山脈に囲まれているため、周囲の山脈の土壌から浸食・風化・運搬されて雨や河川によって、豊富な塩分やミネラルが流入する一方で、標高が周りよりも低いので(なんと平均の標高が海抜マイナス430mで海面よりも約400m低いです)、流出する河川がないです。しかも、西アジアの乾燥した気候により、水がどんどん蒸発する一方で、溶けているミネラル分はどんどん蓄積されて、このような塩湖になっています。
このぐらい塩分濃度が高いと、浮力が大きくなります。
浮力とは、液体の中にある物体がどかした分の液体の密度に比例して大きくなります。よって、真水よりも死海の方が密度が大きいので、浮力が大きくなります。単純計算で、塩分濃度が約3割あるので、真水と比べて、死海の水の方が約3割浮力が大きくなります。
よって、人間でも死海の水に浮くことが可能になります。
ちなみに、体重60kgの人を死海の水に沈めようと思ったら、およそ20kgの下向きの力を加えないと難しいようです。
不思議ですね。
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