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英語の名言から学ぼう~ハーバート・リード①~
加藤学習塾ブログ
2023/03/19
みなさん、こんにちは。
今日はハーバート・リードの名言を見てみましょう。
彼は20世紀のイギリスのロマン主義文学者・哲学者です。
"The mind of youth is a room without an escape: there is perhaps a dim inner light, and an endless succession of pictures flicker on the walls. Then suddenly, on one side, the shutters are drawn and through an open space the youth looks out onto the light and landscape of the real world. Some time after, another window is opened, and the world is seen from another aspect."
(幼少期の精神は出口のない部屋のようなものです。というのも、たぶん、その部屋の壁に、薄暗い内心の光と、果てしない連続したイメージが点滅しているのであろう。そして突然、一方の側で、トビラが開いて、その開いたところから、その子どもは本当の世界の光と景色を見渡すのである。それからしばらくして、もう一つの窓がひらいて、世界は別の視点から眺められる)
幼少期の子どもの成長について述べられています。
子どもの精神性について、比喩で「出口のない部屋のようなもの」と述べています。つまり、周りの世界に対してまだ知識が浅く答えが見つからないところで探求している段階だと述べています。そこに、いままでの人との関わりや学校でのことなどの、学びや経験を通して、いろいろと知識が付いてきたことを「部屋の壁に、薄暗い内心の光と、果てしない連続したイメージが点滅している」と表現しています。
そして、学んだことや経験と言った一つ一つの「点」が「線」になって、一つのイメージでつながったことを「突然、一方の側で、トビラが開いて、その開いたところから、その子どもは本当の世界の光と景色を見渡す」と表現しています。
そして次の段階として、多角的に考えることが出来たことを「しばらくして、もう一つの窓がひらいて、世界は別の視点から眺められる」と表現しています。
このように、一つ一つの出来事を、学んで経験していろいろと考えて、関連したこととしてつなげていき、人格を形成していくことが、人間としての成長なのですね。
この学びによる成長を少しでも実感していきたいですね。
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