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嗅覚は大事
加藤学習塾ブログ
2024/03/15
みなさん、こんにちは。
人間は味覚・視覚・触感・聴覚・嗅覚の五感から様々な情報をえて、知能や判断をして行動していますね。
今日はその五感の中でも、嗅覚に触れます。
嗅覚はにおいをかぐ感覚ですが、そのにおいの情報は、大脳前頭部の嗅覚中枢で感じます。
その嗅覚中枢は、大脳のいろんな部位と連動しており、例えば、嗅球という部位では、においの情報を前頭野の認知・判断を司るところに情報伝達して、においの元を認知します。また、扁桃体という部位では、情動を司り、好意的なにおいか嫌悪感を抱くにおいかを判断します。
さらには、海馬という記憶を司る部位と連動しており、かいだことのあるにおいから思い出を思い出したりする効果もあります。
「プルースト効果」といい、特定のにおいが、そのにおいに関連した記憶や情動を呼び起こす効果が報告されています。
なぜ、「プルースト効果」というかというと、プルーストが書いた小説「失われた時を求めて」の中で、主人公が紅茶の香りから、幼少期の思い出を思い出す描写があるからです。
みなさんも、カレーのにおいをかぐと、おなかがすきますね。
それは、カレーのにおいから、過去に食べてきたカレーで食欲が満たされて味もまちがいないことを脳が記憶しているからです。
においを意識して観察するとおもしろいかもですね。
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