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フェアトレードとは?
加藤学習塾ブログ
2023/01/09
みなさん、こんにちは。
今日はフェアトレードについて考えましょう。
フェアトレードとは、途上国の生産物を、先進国が適正価格で輸入することです。
かつては、帝国主義という流れで、国力のある国が植民地を支配し、人力・農産物・資源などを搾取するような形でした。
そして、第2次世界大戦が終わり、世界中の国が独立を果たしても、旧宗主国(植民地支配していた国)に農産物・資源を安い値段で取引されて搾取される状況は変わりませんでした。
こうなると、なかなか国の経済は改善されませんし、農産物・資源の輸出がわずかながらの国民の収入源なので、それに依存せざるをえない状況になります。しかも、農産物は輸出用の作物のプランテーション農園に置き換えられており、自国で活用するわけでありません。なので、農産物の加工工場が出来るわけでなく、なかなか産業が発展しません。これが、モノカルチャー経済ですね。
この状況を少しでも打開しようというのがフェアトレードの取り組みです。
フェアトレードにより、先進国が適正価格で輸入することにより、通常よりも多くの金が途上国に入ります。
すると、途上国の国民の収入が改善されて消費に回す余裕ができます。すると、その需要のために国内に製品を作る工場が生まれて、そのことが雇用の場を生んで国の経済を発展させます。さらに、収入が増えたことで、子どもを学校に行かせることができます。それが将来の国を支える人材になるかもしれません。
フェアトレードは途上国の経済の発展のために考えられているのですね。
日本でも、コーヒーやチョコレートなど、フェアトレード製品が増えています。
表示があるものもあるので、スーパーで探してみましょう。
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