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英語の名言から学ぼう~バートランド・ラッセル②~
加藤学習塾ブログ
2022/11/23
みなさん、こんにちは。
バートランド・ラッセルの2回目の登場です。
彼がどのように人生を幸せにするのかについて幼少期の体験の重要性について語った一節があるので紹介します。
"The capacity to endure a more or less monotonous life is one which should be acquired in childhood.
(中略)
They don't realize the importance to a child of having one day like another, except, of course, for somewhat rare occasions. The pleasures of childhood should in the main be such as the child extracts himself from his environment by means of some effort and inventiveness."
(多かれ少なかれ単調な生活に耐える能力は子どもの時に獲得すべき能力である。
(中略)
彼らは、もちろん、いくばくかまれな場合を除いて、子どもにとって、ある日も明くる日も同じように過ごすことがどれだけ大切であるかを理解できていない。子どものときの楽しみは、主に、いくらかの努力と創意性によって、子どもが自分で環境の中から引き出すようなものであるべきである)
英文を見ていきますと、「more or less」で「多かれ少なかれ」。「one which~」のoneは代名詞でここでは「capacity(能力)」を指す。「except for~」で「~を除いて」。「by means of~」で「~によって」。
現代の日本社会は、義務教育があり、学校に行ったら給食があり、スマホを与えられたり、隙間時間にはゲームをしたり、何でも与えられて(もちろん保護者の方の家計の範囲内ですが)恵まれている環境にあると思います。
つまり、どうしたら楽しめるのだろう・どうしたら満足するのだろうと、幸福を自分で考えて創作する機会が奪われていると思います。
ここにあるように単調な毎日の暮らしがあって、自分で創意工夫できる状況が最も成長できる体験になると思います。
野外キャンプとか、マンガ・ゲーム・スマホなど娯楽がない機会があったほうがいいなと思いました。
コロナが早くおさまって、気兼ねなく外出できる世の中に戻るといいですね。
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