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★インドの気候の特色★~2025年度岡山県高校入試一般選抜:社会で出題~
加藤学習塾ブログ
2025/03/14
みなさん、こんにちは。
本日は以下の問題にチャレンジ!!
先日実施された岡山県高校入試一般選抜の社会で説明問題として出題された問題だよ。
インドの気候の特色を説明できるかな
(※問題を一部、実際の入試問題の内容から改題しています。)
問い:
「以下の図ア・図イは、インドを中心とした地域の略地図であり、インドの気候に影響を与える風の、1月と7月の風向きを矢印で表したものである。
①図ア・図イのどちらが、7月の風向きを表しているかを記しなさい。
②インドの7月の気候の特色を、以下の条件を満たすように、説明せよ。」
条件1:インドの気候に影響を与える風の名称を入れる
条件2:インドの気候に影響を与える、海洋・高原・山脈の3つの地形名を入れる
図ア

図イ

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【解答】
①図イが7月の風向き
夏が南風、冬が北風なので、7月は南向きの風向きになりますね。
②
ポイントは以下の図です。

インドには、中央部にデカン高原、北部にヒマラヤ山脈があります。
気候に影響を与える風を「季節風」もしくは「モンスーン」といいますが、
夏の南からの季節風は、まず、真夏の暑いインド洋で蒸発した水分をたっぷりと吸います。
そして、季節風がデカン高原にぶつかることで、上昇した水蒸気は雲となり、インド南部に大量の雨を降らせます。
さらに、ヒマラヤ山脈に季節風がぶつかることで、水蒸気が上昇して、インド北部から東部にかけて雨を降らせます。
よって、
②の問題に関して、模範解答は、以下のようになります。
「7月の南からの季節風は、まず、赤道付近の常夏のインド洋の暑い蒸気をたっぷりと吸います。そして、熱気をもたらすとともにデカン高原にぶつかることで、上昇した蒸気は雲となり、インド南部の気候を温暖湿潤とします。さらに、ヒマラヤ山脈に季節風がぶつかることで、蒸気が上昇して雲となり、インド北部から東部にかけても、温暖湿潤な気候となるのが特色である。」
地理では、地図の中で、いろいろな因子をおさえておきましょう。
特に地形(海洋・河川・山脈・平野など)や気候、資源分布、農業、工業などは、地図や資料が与えられての説明問題で関連することが多いので、語句を暗記するだけでなく、地図の中でイメージをつけておきたいですね。
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