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アルミニウム工業の立地
加藤学習塾ブログ
2022/11/02
みなさん、こんにちは。
今日はアルミニウム工業の立地について紹介します。
アルミニウムはボーキサイトという鉱石から不純物を除き電気で融解して精製していきます。
そのため、大量の電気が必要になります。
ボーキサイトは地球上にたくさんあるのに、アルミニウムに精製するのに電気が必要なので、安価で安定してかつCO2排出量が少ない大型の水力発電所がある国に立地しやすいです。
国別生産量を見ますと、世界の生産量の4割ぐらいが長江にいくつものダムがあり大型の水力発電がある中国で、以下、ロシア・インド・カナダ・UAE(アラブ首長国連邦)・オーストラリア・バーレーン・ノルウェー・アメリカ・アイスランドと続きます。
ロシアは豊富な天然ガスの資源と水力、UAE・オーストラリア・バーレーンは自国の需要以上に天然ガス・石油での火力発電があり、カナダ・ノルウェー・アイスランドは氷河湖があり大量の水力発電が可能です。
精製方法が確立したのも20世紀初頭のため、アルミニウム生産量はここ100年で急速に増加しています。
最初は航空機・武器など戦争用でしたが、今では日常品や機械類・輸送機関などの様々な用途に使われていますね。
軽くて丈夫なので今後も需要がますます増えそうですね。
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