高知県への大人の修学旅行⑧~四国カルストの土壌~|岡山の進学塾|加藤学習塾・個別指導塾

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高知県への大人の修学旅行⑧~四国カルストの土壌~

加藤学習塾ブログ

2022/10/03

みなさん、こんにちは。

9月の連休中に高知県に訪れて、道中、四国カルストを見に行ったので、報告です。
四国カルストは愛媛県と高知県の県境にあるカルスト地形で、日本三大カルストの一つです。
大小さまざまな石灰岩のタワーがむき出しになっており、雄大な自然を感じながらドライブしました。

カルスト地形は、以前の投稿でも触れましたが、主にサンゴの死骸から出来る石灰岩質から形成されます。
つまり、南の大洋のサンゴ礁が長い年月をかけて、フィリピン海プレートに乗っかって、日本の方に移動して、ユーラシアプレートとぶつかることで、褶曲して(プレートが大きくねじれること)、石灰岩質を含む地層が四国山地を形成したと考えることができます。
あとで触れますが、石灰岩質の地層は土地がやせており、植生が発達しません。よって、集落も形成しづらく、長く未開の土地となっていたことが、現在のカルスト地形の風景となっており、原始時代のままの姿、つまり、「原風景」を連想させます。(以下の写真1を参照)







写真1(2022年9月、筆者撮影)













カルスト地形では、石灰岩質の地層のため、土地がやせており、植生が発達しません。
そのため、わずかな短草が生い茂るのみであり、その短草が枯れて分解されて堆積された赤土層が表土にあるのみです。(以下の写真2を参照)











写真2:四国カルストの表土の様子(2022年9月、筆者撮影)









こうしたやせた土壌が、人間の自然開発を妨げて、原風景を残してきたといえます。
それでは、はたして、人間は、こうしたカルスト地形とどう関わってきたでしょうか?
それは、次の投稿で述べます。



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