ブログ
公共の福祉について考えよう~利己よりも利他のために~
加藤学習塾ブログ
2022/07/08
みなさん、こんにちは。
今日は、公共の福祉について考えていきましょう。
公共の福祉とは、個人よりも社会全体の権益が優先される場合に用いられます。
最近の例でいきますと、コロナ禍でスポーツ観戦のときに声出し応援が禁止されているにもかかわらず、声出し応援をしてしまい、そのチームに罰則が適用される可能性があるというニュースがありました。チームのためを思って応援したつもりが、そのスポーツ界全体のルールを無視したがために、逆に応援しているチームを苦しめるはめになり、結果としてよくないですね。
また、こういうニュースもありました。
線路に財布を落としたという個人的理由で、駅の非常用停止ボタンを押して電車を止めてしまい、その日の電車ダイヤルが数分の遅延を生じさせたとのことです。しかも、その人は、駅員の制止を振り切って非常用停止ボタンを押しました。日本の場合、電車ダイヤルの数分の遅延だけでも、都市部によってはかなりの規模の経済的損害を被る場合もあります。
いくら、基本的人権が認められているからといって、社会全体の権益を損なうことはしてはいけませんね。
ルールとは、社会全体が安全に営まれてかつ持続的に発展するためにあるものです。そこに、個人の意見・主張が入り込むと、ややこしくなりますね。
最近、変な感覚の人が増えてきたと思います。自分の意見を押し通そうとするのは、傲慢であり、社会全体で見れば「異端者」です。
もう少し、相手に気遣いできる、多角的視点をもった人が増えてほしいと思います。利己(自分のため)よりも利他(人のため)を優先できる人が増えてほしいと思います。
人のためを思える、「公共の福祉」を重視できるように、思いやりを意識していきましょう。
RECOMMEND
あなたへのおすすめ
RECOMMEND
閲覧数ランキング