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SDGsについて考えよう~アフリカの電気問題~
加藤学習塾ブログ
2022/07/13
みなさん、こんにちは。
今日は、アフリカの電気問題について考えていきましょう。
アフリカは発電所の設備や電線のインフラが整っておらず、深刻な電力不足です。
都市化が進んでいるケニアでさえ、国全体の約1割ほどしか安定的に電力が供給できていないという統計もあります。
農村部であれば、なおさら深刻です。
電力不足による停電は、日常茶飯事です。
そんなアフリカで、近年人気なビジネスがあり「電力ビジネス」が浸透しつつあります。
電力を購入することで、ソーラーパネルと蓄電池、送電盤・コントローラーなどが村人に貸与されるサービスです。
アフリカは乾期があったりして日照時間が長いため、太陽光は発電するのに貴重な資源です。
そこで、日本などの先進国が、中古のソーラーパネルと蓄電池を供給して、アフリカの電力問題を解決しようと動き出したのが、この「電力ビジネス」の発端です。
また、近年、アフリカでは、先進国の中古の携帯電話や中国系企業の格安携帯・格安スマホの普及で、携帯の普及率が農村部でも上昇しています。そのため、携帯を使った電子マネー決済が利用しやすくなったのも、このビジネスが普及しつつある要因です。
さらに、「電力ビジネス」を活用することで、設備供給・技術提供している日本などの先進国が、アフリカの農村部の実態調査を行うことができます。これにより、電力問題だけでなく、インフラ・教育・医療・食糧・衛生などさまざまな社会問題について実態を調査することが可能になっています。
いずれは、この電力ビジネスを発展させて、遠隔での教育や医療サービスに役立てることが出来るという展望もあります。
アフリカでのSDGsを考える上で、生活の基盤である電気問題はしっかりと見ていかないといけませんね。
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