世界地理の統計問題にチャレンジ~各国のエネルギー事情~|岡山の進学塾|加藤学習塾・個別指導塾

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世界地理の統計問題にチャレンジ~各国のエネルギー事情~

加藤学習塾ブログ

2024/10/08

みなさん、こんにちは。

今日は以下の問題にチャレンジ!!

問い:「次の数値は、日本・ドイツ・インド・アメリカ・ブラジルの各国の発電エネルギー別割合である。それぞれどこの国かを答えてみよう」


ア:水力約62%、火力約30%(石炭火力約4%、石油火力約4%、天然ガス火力約22%)、再生可能エネルギー約8%

イ:水力約4%、火力約45%(石炭火力約30%、天然ガス火力約15%)、原子力約14%、再生可能エネルギー約38%

ウ:水力約7%、火力約75%(石炭火力約35%、石油火力約4%、天然ガス火力約35%)、原子力約5%、再生可能エネルギー約13%

エ:水力約10%、火力約76%(石炭火力約72%、天然ガス火力約4%)、原子力約3%、再生可能エネルギー約12%

オ:水力約6%、火力約62%(石炭火力約24%、天然ガス火力約38%)、原子力約19%、再生可能エネルギー約14%







解答は「ア:ブラジル、イ:ドイツ、ウ:日本、エ:インド、オ:アメリカ」

ブラジルは広大な流域面積と流水量を誇るアマゾン川を有しているので水力発電の割合が高いです。また、最近は大豆・サトウキビのなどのバイオマス発電にも取り組んでいます。

ドイツは、世界屈指のエネルギー政策の進んだ国であり、火力発電の割合を下げて、風力・太陽光発電といった再生可能エネルギーの割合を増やしています。ドイツは偏西風が年中吹いており、晴れの日も比較的多いので、再生可能エネルギーを活用しやすいですね。

日本は、2011年の原発事故を受けて、原子力発電の割合が一気に下がり、火力発電の割合が顕著に高くなりました。そのため、2つ進めたことがあり、1つは、温室効果ガス排出量が多く発電効率が悪いとされる石炭火力の割合を下げて、まだ石油よりも採掘可能年数が長く温室効果ガス排出量が少なく発電効率がよいとされる天然ガス火力への転換がなされています。そして、2つめに進めたことは、太陽光発電といった再生可能エネルギーの割合を増やすことです。ただ、日本は四季折々で気候が不安定であることや設備投資費が高額なので、普及状況はまだまだといえます。

インドは、途上国特有の旧式の石炭火力の割合が高く、電気供給が不安定で停電もしばしばあるようです。しかし、最近は日本・中国の原子力発電や風力発電の技術を導入したり、日本の企業と協力して、牛のフンからメタンガスを採取するバイオマス技術を研究したりなど、再生可能エネルギーで自国のエネルギー問題と向き合っています。

最後にアメリカです。アメリカは自国で採掘できる石炭・天然ガスを活用した火力発電の割合が高いです。また、先端技術の研究が進んでおり、原子力発電の割合も高いですね。

各国のエネルギー事情をおさえておきましょう。

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