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静電気はなぜ冬に多い? ― 見えない電気の正体
加藤学習塾ブログ
2025/11/06

ドアノブに触れた瞬間、「バチッ!」――冬になると誰もが経験する静電気。
あの痛みの原因を、少しだけ理科の目線で見てみましょう。
静電気は、物質がこすれ合うことで電子が移動し、片方がプラス、もう片方がマイナスに帯電して起きる現象です。
冬は空気が乾燥しているため、電気が逃げにくく、体にたまりやすいのです。
例えば、セーターを脱ぐときにパチパチするのは、繊維同士が摩擦して電気を帯びるから。
湿度が高い夏には空気中の水分が電気を逃がしてくれますが、乾いた冬は逃げ場がないため、ドアノブや金属に触れた瞬間に放電してしまいます。
静電気を防ぐには、加湿器を使ったり、綿素材の服を選んだりするのが効果的。
また、ドアに触れる前に壁や木製の部分に手を当てて“逃がす”のもおすすめです。
静電気は小さな不快現象のようでいて、実は発電技術やコピー機にも応用されています。
痛いけれど、電気の力の面白さを身近に感じられる現象でもあるのです。
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