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have to~・must~の話
加藤学習塾ブログ
2022/04/19
みなさん、こんにちは。
今日は「have to」・「must」についてお話します。
中学高校では同じ意味と教えられたのに、否定形「don't have to」・「mustn't」では違う意味になると教わり「?」になった人が多いのではないでしょうか?
実は「have to」・「must」では、若干ニュアンスが異なります。
まず、「have to」ですが、こちらは「周りの状況が~なので仕方なしに~せざるを得ない」という外的要因(自分の意志とは関係ない周りの環境)に重きが置かれています。
次に、「must」ですが、「~した方がいいと思うので~しないといけない」という自己主張・自分の考えや責任感や義務感・正義感といった意志の強さに重きが置かれています。
例文をみてみましょう。
・I have to study English harder because I was told to do so by my mother.
(母親に言われたのでもっと英語を勉強しないといけない)
・I must study English harder because I want to be an interpreter.
(通訳になりたいので英語をもっと勉強しないといけない)
1つ目の例文は「母親に言われたので」という自分の意志とは関係ない要因なので「have to」になります。
2つ目の例文は「通訳になりたい」という自己主張なので「must」が好ましいです。
こうして考えると、否定形の意味の違いも納得できます。
「don't have to」は周りの環境に左右されるので「周りの状況が~なので~する必要がない」ということになります。
「mustn't」は自己主張・義務感・責任感に左右されるので「~しない方がいいと思うので~してはいけない」ということになります。
常々思うことですが、ネイティブの方がどういうニュアンスで英文を使うのかはネイティブの方に聞かないと分からないものもかなり多いです。調べてみるとおもしろいかもしれませんね
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