「秋バテ」ってなに? ― 夏の疲れが出る季節の不思議
加藤学習塾ブログ
2025/10/17
「夏バテ」はよく聞きますが、「秋バテ」という言葉をご存じでしょうか?
実はこの“秋バテ”、ここ数年で注目されている季節性の不調です。
症状は、だるさ・頭痛・食欲不振・気分の落ち込みなど。
夏を乗り切ったあとに一気に疲れが出るのが特徴です。
原因のひとつは、寒暖差による自律神経の乱れ。
10月前後は、日中と朝晩の気温差が10度以上になる日も多く、体温調節を担う自律神経がフル稼働します。
すると、体が「緊張モード」になり、疲労感が残りやすくなるのです。
もうひとつの理由が、夏の生活習慣の名残。
冷たい飲み物や冷房に慣れた体は、内臓が冷えて代謝が下がりがち。
秋に入っても体が“夏仕様”のままだと、体温が上がらず血流も滞ります。
対策はシンプル。
・朝起きたら白湯を飲む
・ぬるめの湯船にゆっくりつかる
・温かい食事を意識する
・寝る前に軽いストレッチを行う
これだけでも体が「秋モード」に切り替わりやすくなります。
秋は過ごしやすい反面、体調を崩しやすい時期でもあります。
「秋バテ」を知っておくことが、元気に冬を迎える第一歩なのです。