宿題の始まりはいつ?――夏の終わりに気になる雑学
加藤学習塾ブログ
2025/08/30
夏休みの終わりといえば、やっぱり気になるのは“宿題”。机に積まれたワークやプリントを前に、「もっと早くからやっておけばよかった…」とため息をついた経験は、多くの人にあるのではないでしょうか。そんな宿題、いったいいつから日本の学校で始まったのか、ご存じですか?
実は「宿題」という仕組みは、明治時代の学制改革をきっかけに広がったといわれています。当時の学校は今よりも「教える時間」が少なく、家庭での学びが大切とされていました。そこで「授業の復習を家でやるように」と課されたのが宿題の始まりなのです。つまり宿題は、子どもたちを苦しめるためではなく、「学んだことを自分のものにするための工夫」として誕生したわけですね。
また、宿題が夏休みに定着したのは昭和初期以降のこと。長期休暇中に学びが途切れてしまうのを防ぐために、各教科で課題を持ち帰らせるようになったのです。当時の子どもたちも、きっと現代と同じように「最後にまとめてやる派」と「計画的にコツコツ派」に分かれていたのでしょう。人間の性格は、時代を超えてもあまり変わらないのかもしれません。
さらに面白い雑学として、「世界の宿題事情」をご紹介します。例えばフィンランドでは宿題がほとんど出されないことで有名です。授業の中で完結させることを重視しており、家庭での負担は極力減らしているのだとか。一方で中国では、毎日の宿題の量が日本よりもずっと多く、夜遅くまで机に向かう子どもも珍しくありません。国や教育方針によって「宿題の役割」は大きく違っているのです。
さて、ここまで雑学をお伝えしましたが、結局のところ宿題の本当の意味は「知識を定着させること」にあります。終盤になって慌てて片づけるのも悪い経験ではありませんが、次につなげるためには「なぜ宿題があるのか」を一度考えてみると良いでしょう。
宿題は“学びの宿”という名前の通り、自分の知識をしっかり泊めておくためのもの。夏休みの終わり、雑学をきっかけにそんな見方をしてみれば、宿題に向かう気持ちが少し軽くなるかもしれませんね。