昔の人はどうやって時間を測っていたの??
加藤学習塾ブログ
2025/05/28
こんにちは!今日はちょっとした雑学をご紹介します。
スマホや時計がない時代、昔の人たちはどうやって「今、何時!」ってわかっていたのでしょうか? 時間の測り方には、いろんな工夫があったんです。
1. 太陽の動きで時間を知る「日時計(ひどけい)」
いちばん古い時間の測り方は、太陽の影を使う方法です。
「日時計(ひどけい)」という道具を地面に置いて、立てた棒の影の長さや向きで、今の時間を大体知ることができました。
📍ポイント:
- 昼間しか使えない
- 曇りや雨の日は使えない(不便!)
- 紀元前3000年ごろ、エジプトで使われていたという説も
2. 水の力を使う「水時計」
太陽がない夜でも時間を測りたい!ということで、登場したのが「水時計」。
これは、水を少しずつ流して、どれくらい時間がたったかを見る仕組みです。
📍工夫:
- 容器にあいた小さな穴から水を出して、何分でいっぱいになるかを見る
- 夜でも使えるのが大きなメリット!
古代ギリシャや中国、日本でも使われていました。
3. お寺でも使われた「ろうそく時計」
ろうそくに線を引いて、「ここまで燃えたら30分」など、火の長さで時間を計る方法もありました。
江戸時代の日本では、お寺で鐘(かね)をつくタイミングをこの方法で決めていたことも。
📍ポイント:
- 火を使うので夜でもOK
- 風が吹くと消えちゃう…
4. 砂が落ちるのを使う「砂時計」
今でも料理やボードゲームで見ることがある「砂時計」も、実は立派な時間の測定方法です。
ひっくり返して砂が全部落ちるまでの時間を使って、同じ時間をくり返し測れます。
📍メリット:
- 一定時間ごとの計測に向いている
- 小さくて持ち運びもできた!
5. 江戸時代の「時の鐘」と「不定時法(ふていじほう)」
日本の江戸時代には、「不定時法」という面白い時間の数え方がありました。
昼と夜を6つずつの時間帯に分けて、季節ごとに1時間の長さが変わるというユニークな仕組み!
そして町中にあった「時の鐘(ときのかね)」が鳴ることで、みんなに時間を知らせていました。
まとめ:昔の人の知恵ってすごい!
今はスマホやデジタル時計で、秒単位まで正確に時間がわかります。でも昔の人たちは、自然の力や道具を使って、生活に必要な時間を上手に測っていたんですね。
時間のしくみを知ると、歴史や理科にも興味がわいてきませんか?